北海道生活教育研究会とは冬の全道研究集会お問合せ日本生活教育連盟交流掲示板
私たち北海道生活教育研究会(日本生活教育連盟北海道サークル)は、子どもの全面的な発達を求めて、子どもらを『学校・地域の主体者』と位置づけ、子どもに生きる力、学ぶ力を育てることを正面にとらえた「生活教育」を探求してきました。

この冬の全道研究集会では、そうしたこれまでの優れた理論と実践の蓄積を、今日どのように生かし実践していくのかを学び合い深め合っていきたいと考えています。第34回集会への参加を、心よりお待ちしております。
2012年1月5日(木)〜6日
「JR北海道研修センター」(札幌市東区北5条東10丁目)

5日13:30〜15:30
いま、子どもが地域で輝くとき 〜教育実践から問い直す「地域を育てる学力」〜
パ ネ リ ス ト 村越 含博氏(岩見沢市立日の出小学校 教諭)
内藤 修司氏(稚内市立稚内東小学校 教諭)
コーディネーター 前田 賢次氏(北海道教育大学札幌校 准教授)
 先行きの不透明な時代のなかで、経済優先論理や効率性、業績主義に代表される現実への対応が、日々の暮らしのなかで成長し発達する子どもの育ちのあり方を指し示す指標となることに疑いを持つことを難しくしている。

 芦別小の取り組みを通じて、地域を学ぶことの意味を素直に受け止めたのは子どもたちであり、その保護者や地域住民であった。
1990年代後半から進められてきた「地域連携」のスローガンのもと、学校教育においては、子どもが地域のことを学んだり、教師が地域の「人材」を「活用」したりすることが進められてきた。しかし、多くの場合、学校や教師が地域の姿から全国の有り様や、グローバリズムの中での国際的な諸問題へ展開する教育内容研究の論理は漠としたものではなかったのか。そこではどこに向かって地域を学ぶのかという「意味」=目標論は、「知る」ことや「誇りを持つ」ことに二分され、北海道の多くの地域のように、現状から未来に対する希望が見て出せない状況と極力、正対しないようにしてきたのではなかったのか。

 過去の実践や芦別小学校の取り組みに学んだ中頓別小では「地域を元気にするためにはどうしたらいいか」を総合学習のテーマとして数年来、全校的な取り組みとしてきた。そしてそれは地域の食材を生かしたご当地グルメを地域の大人たちとともに作り出し、地域の大人に地域の将来を考えさせる契機になってきている。そのなかで、高学年の女の子は完成したご当地グルメを地域の大人たちの振る舞う活動を通して、自分たちの取り組みには「地域の人たちの声がなかった」とふりかえり、「中頓別の人たちのことば」でご当地グルメを考えることの大切さに気付いている。

芦別小と中頓別小の2つの教育実践から地域の中の学校で育んでいきたいものと、これからの課題について問い直していきたい。          (文責:前田 賢次)

6日13:00〜15:30
本当の話−隠された情報と真実−
講師 川原 茂雄氏(北海道札幌琴似工業高等学校 教諭)
3・11以来、「原発」と、「放射能」についてニュースで見ない日はありません。それほど社会が注目し、不安を抱いている表れでしょう。しかし、原発の課題は以前からありました。私たちはこのような事故が起こるまで、注視しきれていなかったのではないでしょうか。その反省をこれからに生かしていくためにも、今一度学び直さなければなりません。

今回の原発事故では、事故そのものへの関心と同時に、政府・東電・メディアによる情報隠し、北電や道の泊原発に関する「やらせ」の発覚など、様々な問題があることが浮き彫りとなりました。だからこそ私たちは真実を知り、正しい知識を子どもたちに伝えていく必要があります。そこで、福島で起こった本当のことと、これまでの原子力政策の問題点を川原茂雄先生にお話ししていただきます。
記念講演の講師である川原茂雄先生は、原発や放射能についての授業実践を積み重ねてきました。また、子ども達だけではなく、たくさんの市民に向けても原発と放射線・放射能についてわかりやすく教える出前授業にも積極的に取り組んでおられます。来年度から学校現場でも放射線・放射能について扱う機会が増えていきます。そのためにどう実践していくか、ヒントをこの講演からたくさん得たいと思います。

5日15:30〜17:00/6日9:00〜12:00
主なレポートから
学級づくり
「信じて」「頼る」ことで伸びゆく子どもたち 〜共に紡ぐ『文化』づくりを通じて〜   
川谷 直樹(小学校教員)

北海道の道南地方、ある市の小学校5年生についてのレポートです。市内で勤務校の名前がでると「大変だね。」という声が異口同音で出てくるぐらい『子どもや家庭が荒れ』『学校への不信感が根強い』とされています。そんな中で、担任への信頼を土台にしながら、学習や学校生活の充実を通じて、子どもたちが日々の中にやりがいや希望を見い出していく…そんなことを報告したいと思います。

図工
「はじめての木版画〜いきいき笑顔を楽しく彫る!〜」
松野 萌(小学校教員)
初めて木版画に触れる4年生と、顔をテーマに作品をつくっていきます!
ちょっとした言葉かけで、いきいきとした顔の版画になりました。まだまだ試行錯誤中ですが、出来上がった後は、子どもたちも教師も笑顔になれます。

その他、実践レポートをもとに学び合います。

2500円(1日のみの参加は1500円、学生の方は1000円)
宿泊される方は7500円、交流会参加は2000円が別途徴収となります。

参加申し込み・お問い合わせは、メールでお願いします。
までお問い合わせください。
PDF版の実施要項はこちらからどうぞ。
北海道生活教育研究会冬の全道集会のご案内(PDF形式)

北海道発教育実践ポータルサイト ダボハゼの会